「ン……フ。もう……限界?」
蕩けた息を吐きながらの朱里の問いに、賢太が素直に頷く。彼女の表情に嘲りや不満でなく、待ちわびる意思が見て取れたからだ。
「じゃあ……一緒に……イこっか……」
そう、優しく囁きかけてくれたから。懸命に堪えていた枷を自ずと外し、溜まりに溜まった肉欲の衝動を解き放つ。
腰から肉棒へと装填された白熱のマグマが、亀頭に達するまでのわずかな間。彼女の願いを聞き入れるため持ち上がった賢太の腰が、ぬかるむ膣洞を往来する。
「やはっ、ああ……けん、たぁぁぁっ」
ひと際甲高く鳴いた朱里が改めてギュッと上体をしがみつかせ、尻を振る。その都度濡れた膣粘膜に引っ張られ、扱かれる肉の幹がけたたましく脈打った。合わさるように膣も収縮を繰り返し、しとどに漏らした蜜で結合部はヌルヌルの有様となる。
互いの息のかかる距離で見つめ合い、相手の悦を第一に考え腰を摺り合わせる。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!