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夏子は後ろを振りかえり、自分の双臀をニタニタと眺めている冷二と五郎に向かって言った

結城彩雨

五郎の持ってきたカバンのなかには、女の肛門を責める道具がつまっている。
「……い、いつまでこんな格好をさせておくのですか……約束通り裸になったのですから、縄を解いて」
夏子は後ろを振りかえり、自分の双臀をニタニタと眺めている冷二と五郎に向かって言った。
淫らな視線が夏子の双臀に痛いまでに突き刺さり、ねっとりと舐めるように這う。その感覚に双臀の肉がカァッと灼けた。
「や、やめてッ……いつまでこんな格好にしておく気ですか」
夏子は必死に太腿を閉じ合わせ、臀丘を引き締めた。夫以外の男に裸身をさらす恥ずかしさ、恐ろしさに、夏子は気も遠くなりそうだった。
冷二と五郎は息づまるような官能美にあふれた夏子の裸身を前に、いつになく慎重だった。じっくりと眺めてから、ようやく手をのばした。
「やめてッ……い、いやあッ……」

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!