「乗ります、ね」
賢太の腰に身を預けると、染みる温みに身も心も弾む。組み敷く身体が十字に交差する格好で、彼の右腿に乳房を乗せ、押さえつけてしまう。
「……っ、これ、美幸さんの、おっ、おっぱい……?」
エプロン越しに押し当てられる肉感と、そこから読み取れる潰れ具合を知覚して、トランクスの内の肉棒が忙しのない脈動を放つ。
「も、もう。胸にだけ……反応し過ぎです」
口では苦言を呈しつつも、内心は悦びに満ち満ちていた。賢太に褒められ、求められる事で、かつては劣等感の源だった胸を誇らしく、愛しく思えるようにもなった。
牡の喜悦を見つめるだけで女芯の疼きも強まり、溢れる情欲に抗えなくなる。自ずから飲んだ生唾の生々しさに羞恥と恍惚を覚える傍ら。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!