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やめて、そこは、ひぁっ。お願い、あ、んぁあっ

但馬庸太

「ダメ、よ。そんなの、あっ!」
勃起を抜き挿しさせながら、クリトリスに触れられる。指の腹でソフトなタッチをして、摘んでも強く弄ったりはしない。
「やめて、そこは、ひぁっ。お願い、あ、んぁあっ」
拒もうとした手は簡単に払われ、代わりに増した愛撫刺激に背筋が反る。
(気持ち良くなんてない。なるわけが……ない)
心で語る言葉も逆効果だった。女体は悩ましくくねり、腰が勝手に左右へ揺れる。息遣いは途端に荒くなって、愛液が攪拌される音も激しくなっていた。
眼前には桃色の靄がかかっている。甘い電流が駆け巡り痺れる感覚は、凌辱の最中であっても女に悦をもたらした。
肉体と精神が反応のギャップに困惑し、葛藤が鋭敏さを生む。
「んんんっ!それ以上は、お願いそれ以上はぁっ!」
真っ赤になった美貌が歪む。全身に汗が噴き出し、四肢がピンッと突っ張る。堪らず掴んだ布団を、破けんばかりに強く握り締めた。
「イクのか?いいぞ。新しい主人の前で派手にイってみせろ」
「だ、誰が新しい主人なのよ!私は夫だけの……あぁっ!」
「だったら我慢してみろ。俺が先に射精したらお前のことは諦める。だが逆ならお前は一生俺のモノだ。いいな」
「そんな、卑怯よ。ひっ、や、あああっ!ダメ、イっちゃうのダメぇぇぇっ!」
無茶な取引をいきなり要求され、琴乃は硬直した。けれど今さら耐えられるはずもなく、社長夫人は白い喉を晒して涙を零した。
直後、琴乃は落雷にでも当たったみたいに総身を激しく痙攣させる。
望まずとも甘美な絶頂が訪れ、女の悦びにはしたない声が零して喘いだ。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!