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屹立した肉刀を裏側から見上げると、その形状の武骨さと醜怪さが際立って見えた

鳴瀬夏巳

奥寺は顔をあげると、珠実の目の届く位置でパンツをずりさげた。
「はっ……」
珠実が身を竦ませ、顔を強張らせるのを見据えながら、奥寺は肉刀を露出させた。屹立した肉刀を裏側から見上げると、その形状の武骨さと醜怪さが際立って見えた。
目を剥き、カエル形の肢体をばたつかせた。しかし肢体は空しく床上で跳ねるか、せいぜい横揺れするだけだ。股間は極限まで割かれ、覆うものはなにもない。まるで、どうぞお好きに、と言わんばかりの体勢である。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!