キャミソールに膝下丈のカプリパンツというのが、主たるエクササイズウェアだ。ほどよいサイズのキュートなヒップに周囲の視線は集中する。学生時代からの修練の賜だ。小気味よく上向いた美尻に女性は憧れを寄せ、男性は生唾を呑んだ。とりわけレッスンがはじまれば、ガラス越しに恵里子の姿を追う男が引きも切らなくなった。
当の恵里子は彼らを無視するかのように、ひたすらレッスンに取り組んだ。
その恵里子がインストラクターと向き合って、なにやら話しこんでいる。インストラクターの一言ひとことに頷き、豊かな髪がそのたびに揺れた。
片足に重心を置いて立っているため、キュートなヒップに表情が生まれる。ヒップの右と左とが別々の角度でキュンッと愛らしくパンツの布地を持ちあげている。絶妙の上向き加減といい、ほどよい量感といい、非の打ち所がない。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!