「『抱いて』じゃねえだろ、奥さん」
志津子の乳首をつまんだまま、竜二が言う。
「そんな気どった言い方じゃ、俺たちをその気にさせることはできねえぜ」
昌平も女の茂みに指を這わせ、梳きあげるようにした。
微細な刺激を加えながら意地悪く上下から観察してくる男たちに、
「……して……してください」
正気を失くした志津子はあえぎながら哀願した。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!