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背に当たる肉の温ぬくみと弾力から意識を逸らせないでいるうちに、胡坐あぐらを掻いた股間の中心地に血潮が雪崩れ込むのを自覚していた

空蝉

「おーお、酒が入ってもないのに赤くなりおって。……ひひ。なんなら今晩のオカズにしてもいいんだゾ」
抱き付く腕に力を込め、意図的に胸を押し当てる朱里の明け透けな発言。からかい目的と気づいていながら、賢太の耳が火照りに染まった。
「酔ってるんでしょ。早く部屋に戻って寝た方がいいですって」
抵抗と拒絶の意思を舌に乗せつつも、内心では背に当たる膨らみの感触から、形状まで想起して、眩みを覚える。背に当たる肉の温ぬくみと弾力から意識を逸らせないでいるうちに、胡坐あぐらを掻いた股間の中心地に血潮が雪崩れ込むのを自覚していた。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!