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日頃接する際に垣間見る結の腰つきは姉の美幸や朱里に比べると細過ぎるように思っていたが、直に触れると十二分な肉の丸みを備えていた

空蝉

「駄目っ。そのまま寝てて。目を開けるのも駄目。次、約束破ったら……表に出て大声、出すから」
尻の下の動きを察した結が、殊更体重をかけて、賢太の顔面を押し返す。その上で約束違反を咎め、次なる罰則を提示した。
(な、何するつもりなんだこれ以上。尻の下に敷くのが、結ちゃんの言う「罰」?そ、それに約束破ると声を出す、って)
妹の悲鳴となれば当然、隣室から美幸が駆けつける。今の状況を見られたら、勘違いされないはずがない。ただでさえ気まずい間柄が、一気に冷え込むのは想像に難くなかった。
「むぐっ、むぐううう!」
抗議の言葉を発したつもりが、尻の下敷きにされた口腔からは呻きと吐息が漏れるばかり。口を開こうにも、覆い被さる結の尻肉が邪魔をする。
温い、それに柔らかい。日頃接する際に垣間見る結の腰つきは姉の美幸や朱里に比べると細過ぎるように思っていたが、直に触れると十二分な肉の丸みを備えていた。
騙され脅され強要されている状況なだけに自制心が働くも、興奮そのものは掻き消せず。自然と賢太の鼻息が荒ぶり、結の臀部をくすぐった。
「ン……ぅ。ふぁ……。暴れちゃ、駄目って、言ってるのにぃ……」
刺激を受けた結が身悶え、腰を揺する。その振動でまた彼女の小ぶりなヒップの感触と形状、ストッキングの擦れ心地が、賢太の顔面と脳裏に刻まれた。
甘くふやけた少女の声音に、不覚にも胸がときめく。追撃を受けた事で、牡の本能が肉棒に血液を送るよう指令を下すのを、阻めなくなる。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!