そんな十七歳の乳房を包むブラは、淡いマリンブルー。
純白と同じように清純なイメージをもたらしながら、赤と黒などに感じるセクシーさも抜群だ。真面目なお嬢さまが、それも極めつきの美少女が〝背伸び〟して大人の下着を身につけたという感覚が伝わってきて、これに悩殺されない男はいないだろう。しかしデザイン自体は、あまりに過激だ。まず、全体のパーツが非常に細い。肩紐は大げさに言えば「線」でしかない。カップの周囲も同じだ。幅のないラインが、信じられないほど豊満な加奈子のバストを包んでいる。そして何と、ラインの内側は、何も存在していない。ブラのカップが消えてしまっているのだ。だから雅也の目は、加奈子の素肌を捉えていた。裸のFカップは、あくまでも真っ白で、いかにも十七歳らしいつやつやとした輝きに満ちている。だが、バストの中央にも、一本のラインが走っている。真ん中になると、それが大きく拡がり、丸い形となって乳首と乳輪を隠している。母親の玲子が好きなデザインだ。バストの中心を隠すことで、男の想像力を喚起、性欲を極限までに高める──。これまでに見たものは、例えばシースルーの生地を使って乳房を透かしていたが、こちらは丸見えになっている。そのインパクトは青天井だった。
出典:~女子高生ランジェリー 魅惑のTバック姉妹 (リアルドリーム文庫)~
著者: 宝生マナブ
思いがけず高嶺の花である先輩・加奈子と知り合った雅也は、下着デザイナーを目指す彼女をサポートすることに。加奈子の姉・詩織の助言で男性が苦手な加奈子のために遊園地デートをしたり、下着姿を披露してもらうのだが…。「わかってたよ。私のランジェリーに興奮してくれるって」次第に大胆になる加奈子との扇情的な恋の行方は―。