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新たなクリームを指に掬うと、尻割れの奥の窄まりを狙った。「あっ……そ、そんなところに……ひゃああっ」

御堂乱

「あァ……んんんっ……ああああァ」
甘い感覚に背筋が震えた。双臀の悶えがますます露わになる。
「そんなに悦ぶなよ。亭主が見てるぜェ」
焦らすように膣口のまわりをなぞりながら中尉がからかった。ヒクヒクと収縮する花芯は、すでにおびただしい果汁を溢れさせている。
「い、いやっ」
佐和子は激しく狼狽してかぶりを振った。
(見ないで……あなた、見ないでください)
恥ずかしい反応を夫に知られるのが怖かった。懸命に尻の動きを止めようとするが無駄であった。羞じ入る気持ちとは裏腹に、はしたなく腰がくねる。まるで自分から愛撫をせがんでいるかのようだ。こんなに感じたことは初めてなので、自分の身体の成り行きが信じられない。
(これは一体?……ああ、このままでは……だ、駄目よ!絶対に駄目ッ!)
淫情に呑まれまいとあがく人妻に、中尉は情け容赦なく追い討ちをかける。新たなクリームを指に掬うと、尻割れの奥の窄まりを狙った。
「あっ……そ、そんなところに……ひゃああっ」
ひんやりした感覚に、はじめて何かを塗られていることに気づいたが、まさか媚薬とは思いもよらない。それよりも汚辱の穴をまさぐってくる異常さに怯えた。
「いやっ、そこはいや。そこはいやあァ」
「フフフ、ヒクヒクさせて。まんざらでもなさそうじゃないか」
指摘されて、佐和子は首筋まで真っ赤になった。おぞましいところを弄ばれているというのに、気の昂りは鎮まらない。それどころか、まさぐられる菊の蕾の掻痒感で花芯の疼きが辛さを増した。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!