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半ば呆然としている俊輔の上唇が、上下の朱唇に挟まれ、優しく引っ張られる

北條拓人

半ば呆然としている俊輔の上唇が、上下の朱唇に挟まれ、優しく引っ張られる。ぷるっと揺れたのを薄い舌でくすぐられ、今度は下唇が挟み取られた。
「むふん、ちゅちゅっ……どうかしら?私の唇……むちゅちゅっ、はふん……」
甘いです……ぷちゅちゅっ……それにぽてぽてっとたまらないやわらかさで、温かいし……ぶちゅちゅちゅっ……」
濡れたような瞳がニコリとすると、俊輔の顎にチュッと唇があてられた。しかもその間、一刻たりとも手指は肉茎を離れようとしない。やさしい握りしめに刺激され、背筋をびりびりと悦楽が走り続けていた。
「ねえ、今度は、唇を開いてみて……」
促されるままに開かれた唇の間に、朱舌が挿し込まれた。口腔の中で、舌と舌が出合い、互いを擦り付けるように絡めあう。
「ぶちゅるる、くちゅちゅっ…むふん、はふう……俊輔くんの……お口の中……熱ぅい……じゅちゅちゅ、ぴちゅちゅるる…」
一度離れて、息継ぎをしてから、また唇を重ね合わせる。今度は、俊輔が深佳の口腔に侵入を果たした。俊輔の唾液が口の中に溜まったのを、躊躇いなく深佳は嚥下してくれる。

出典:~誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)

著者: 北條拓人

誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)
旅先で遭難しかけた青年が流れ着いた女性ばかり住む村里。「お客様を丁重におもてなしするのがしきたりですから」そこで出会った3人の美女たちによる献身的な介護と、キスや抱擁に混浴プレイなどエロチックな誘惑の数々。日常から少し離れたおとぎ話のような桃源郷を舞台に天女との甘いアバンチュールが幕を上げる──。

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