奥寺が笑いながら尻肌をパシッと張った。
「ああんっ!」
「いい音だ。さすが若い女のケツは張りがちがう」
「やめてよっ。解いてっ。……あ、ああんっ!イヤんっ!」
丸出しのヒップが打擲にさらされるたび、理香は屈辱の悲鳴を噴きこぼした。悲鳴はどこへ反響することもなく漆黒の夜空に吸いこまれる。無力感が理香を打ちのめす。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!