慎吾の顔は、すでに陶酔の表情へと変わっていた。
膝立ちの足が細かく震え、目がとろんと焦点を失う。半開きになった口からは小さな喘ぎを洩らし、股間の深奥部が熱く滾たぎる。
今は男としての本能が、慎吾を昂奮の渦へと巻き込んでいた。
「すごいことになってるね。辛いんじゃない?」
そう言いながら、恵美はさらに指の動きを速めた。
射精感を覚えた慎吾が慌てて腰を引こうとするも、その行為を制するように強ばりを握りしめながら強烈に擦りあげる。
激しい忸怩と快楽に泣き崩れそうな表情を見せていた慎吾だったが、次第に腰がくねりはじめ、射精願望はうなぎ上りに上昇していった。
このままの状態が続けば、指だけでもすぐに放出を迎えてしまうだろう。
「ああ。恵美さん、だ……だめです。そんなことしたら……」
慎吾が奥歯を噛み締めた瞬間、恵美は指を股間からすっと離した。
発射寸前に肩透かしを喰らった慎吾は、呆然とした視線を恵美に向ける。
「やだ。こんなにおチンチン硬くして。いったい何考えていたの?」
出典:~あぶない誘惑ビーチ ビキニ女子大生の童貞指南 (リアルドリーム文庫)~
著者: 早瀬 真人
「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。