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指先で乳首を撫でられた瞬間、慎吾は思わず身体を仰け反らせた

早瀬真人

恵美は構わず、サンオイルを上半身に塗りたくった。首筋、胸、腹へと、ヌラヌラした油が滝のように側面に流れていく。
次に恵美は、細長い指を慎吾の薄い胸板に這わせた。
ゆっくりと丁寧に、そして円を描くようにオイルをまぶしていく。虫が蠢くようなぞわぞわとした感触が走り、それが異様な昂奮へと導いていく。
指先で乳首を撫でられた瞬間、慎吾は思わず身体を仰け反らせた。
「気持ちいいでしょ?乳首は、男の子も性感帯の一つなんだよ」
確かに、電流を走らせたかのような快美を覚える。まさか、乳首がこんなに感じるとは。
小さな蕾がピンとしこると、恵美は含み笑いを洩らしながら、執拗にポッチを撫で回した。
快感電流が微量ずつ、そして確実に慎吾の肉体を蝕んでいく。胸から腹へ、焦らしながら、しなやかな指が徐々に下方へと下りていく。

「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。