「なら俺にも揉ませろっ」
もう我慢できないとばかり、昌平は下から人妻の胸に手を伸ばした。
「おお、柔らけえ!」
しっとりとした肌が指に吸いつく。Fカップはあろうと思われる豊満で柔らかいふくらみを、昌平はタプタプと音を立てて揉みこんだ。それから竜二にならって先端の乳首をなぶりはじめた。はじいてはつまみ、つまんでははじく。
「い、いやっ……もうやめて……ああっ」
志津子の顔は上気して真っ赤だ。敏感な乳首をつまみあげられるたびに、ビクンッビクンッと腰が跳ねあがる。淫らないたぶりであっても、愛撫に変わりはない。二人がかりで代わる代わるに性感帯を責められつづけて、成熟した人妻が平気でいられるはずもなかった。
「ダメっ……しないで……くううっ」
ハアッ、ハアッと呼吸が乱れた。揉みしだかれる乳房がねっとりと汗に光って、乳首がツンと固く尖った。
「いいぞ、奥さん。もっと感じるんだ。あんたの旦那が興奮して、チ×ポをおっ勃てるまでなァ」
竜二が上体をかがめ、志津子の乳首に吸いついた。ツンと尖った蕾をチューと吸いあげながら上に引き伸ばし、パッと離した。
「あううーっ!」
志津子が泣き声をあげ、豊満な乳房を揺らした。
綺麗なアーモンド色の乳首は、吸引されたことで円筒形に勃起していた。男の唾液に濡れまみれてフルフルと小刻みに震えている。追い討ちをかけるように、竜二の舌が舐め転がしにかかった。ねっとりした舌腹で大きく舐めあげるかと思えば、舌先でコロコロとくすぐるように転がす。
「い、いやっ……そんな……くううっ」
陰湿な舌技に官能を刺激されて、志津子の顔はますます赤みを増した。思わず洩らしかかった恥ずかしい声を抑えようと、必死に奥歯を噛みしばった。
「旦那がチ×ポを勃てたら、賭けは俺たちの勝ちだぜ。そうすりゃ、俺が知美ちゃんのヴァージンをいただけるって寸法さ」
昌平の言葉に、志津子の眉間に深い縦ジワが寄る。
感じてはならない。感じたとしても乱れてはならない。自分が乱れれば夫が興奮するかもしれない。夫が興奮して性器を大きくすれば、男たちが娘の純潔を奪うというのだ。
(ダメ……感じてはダメ……絶対にダメよ)
志津子は必死だった。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!