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誰もが排便時に得る生理的な快感を、いまの珠実は奥寺の男根によって強制的に繰りかえし植えつけられているに等しかった

鳴瀬夏巳

「さあ、いただこうか。珠実先生の尻穴を」
嬉々とした声で奥寺が宣言をする。
「あ、ああ……早くすませて……。ううっ……あ……あっ!……い、痛いっ!……」
繋がった瞬間、喉からなにかが飛びだすかと思った。ヌルリと尖端部が挿入された直後、いきなり奥へ突きこまれる。珠実は息苦しさに喉頸を伸ばした。
「とうとう江藤珠実のケツをやったぞ。このくそ生意気なケツを」
奥寺がヒップをぴしゃっと張った。得意満面の言葉が珠実の心を打ちのめす。
男根の律動が開始されて、ますます実感は強まった。内臓を掻きまわされるような体感のせいだ。身動きできない体勢にされ、その身体の内側を蹂躙される。これが奥寺が果てるまでつづくのか、と思うと気が遠くなった。
だが気が遠くなるたび、珠実は強制的に覚醒させられる。奥を突いた男根が引き戻される一瞬、切迫した便意が襲ってくる。その都度、尻まわりの筋肉が極度の緊張を強いられた。そうして収縮した肛門を男根が容赦なく苛んだ。じわっと全身が震えるような感覚があとにつづく。
それは擬似的な排泄の快感といえた。誰もが排便時に得る生理的な快感を、いまの珠実は奥寺の男根によって強制的に繰りかえし植えつけられているに等しかった。野太い男根が肛門の内側を掠めると、クラッと眩暈を伴った生理的快感が湧くのだ。
次第に珠実は、危険な擬似排泄の悦楽に身も心も奪われた。危険なだけに、その悦楽の奥は深い。我を忘れて病みつきになるほどの吸引力がある。珠実は、いっそ溺れてみたいとの誘惑に駆られ、みずからの意思で肛門をキリキリと噛みしばった。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!