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貴史の欲情をいっそう淫らに沸騰させたのは、そんなアナルを縁取って、思いのほか大量の尻毛が生えていたことだ

庵乃音人

「あぁ、先輩……」
割り広げた尻の谷間の眺めにうっとりする。淡い薄桃色をした可憐なアナル。志摩子や夏海とは明らかに異なる、何ともそそられる色をした肛肉がヒクヒクと開閉する。
それだけでも相当興奮する眺めだったが、貴史の欲情をいっそう淫らに沸騰させたのは、そんなアナルを縁取って、思いのほか大量の尻毛が生えていたことだ。
驚いた貴史は、尻の割れ目を広げたまま、そこにも毛の生えた蟻の門渡り越しに、祈里のもっとも恥ずかしい局部を覗きこんだ。
ふかしたての肉まんを思わせる、ふっくらした大陰唇がぴったりと肉扉を閉じていた。なかから肉ラビアの一部がはみ出している眺めがいやらしい。
しかも思った通り、祈里の陰毛は俗にいう「剛毛」で、もっさりと生え放題恥丘に密生し、ごわごわと縮れた毛先をそそけ立たせていた。
(すごい……祈里先輩がこんな陰毛の持ち主だったなんて……)
高嶺の花もいいところの凛々しい風貌とのギャップが恥悦を炙った。
たまらなくなった貴史はなおも尿口から小便を飛び散らせるワレメに顔を近づけ、舌で肉ビラをねぶり分けると、膣穴をこじって舐め立てた。
「やああぁ!?貴史くん、ふざけないで。自分が何してるか分かってるの。やだ、私、おしっこ……は、恥ずかしい……あん、いやあぁ……」
中腰になったはしたない格好のまま、小便が便器から外れてしまうのを恐れてか、祈里はさっきまでほどには派手に暴れようとしない。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?