「いやでも気分を出させてやる」
冷二と五郎は顔を見合わせてから、夏子の両手を背中へ捻じあげて縛った。
まず五郎が夏子の腰に両手をやって、四つん這いの夏子の上体を起こしていく。冷二が夏子の乳房を鷲づかみにして手伝った。
夏子を四つん這いの姿勢から、徐々に立ちあがらせる。
「あ……い、いやあ……うむむ……」
立ちあがるにつれて、夏子は狼狽の声をあげた。つながりがいっそう深みを増した。押し入っている肉塊が口から飛びだしそうな恐怖に見舞われた。
「怖いッ……あ……あむ、むむ……」
思わず夏子はズリあがるように爪先立ちになった。
後ろから五郎に肛門を深々と貫かれ、前からは冷二に乳房を鷲づかみにされている。逃げようとする動きは上へズリあがる動きにしかならない。
今度は岩の上から立ち姿の夏子の上半身が丸見えになった。後ろにぴったりとまとわりついている五郎と、縄で絞りこまれた乳房をいじりまわす冷二の上半身も丸見えだった。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!