可愛い小鹿を傷つけずに生け捕るのは難しいが、昌平は相棒の手を借りてどうにかやり遂げた。
「手間ァとらせやがって」
昌平の息はイノシシのように荒い。二の腕に赤い血が滲んでいるのは、死にもの狂いで暴れる美少女に噛みつかれたのだ。だが奮闘の甲斐あって、どうにか女子高生の華奢な身体を傷つけることなくワンピースドレスを引き剥がし、ブラジャーとショーツだけの甘酸っぱい下着姿にすることが出来た。
「もうこっちのもんだ。ヘヘヘ、無駄だよ、お嬢ちゃん。観念するんだな」
膝の上に乗せ上げた少女の可憐な身悶えがたまらない。ミルクを練りこんだような肌の瑞々しさといい、振りたくるショートカットの髪が振りまくリンスの芳香といいまさに清純そのもので、もぎてたの新鮮な果実といった感じだった。下着が純白無地のシンプルなデザインなのも、昌平の理想にかなっている。
「いやッ!けだもの!けだものおッ!」
知美が暴れるのも無理はない。後ろ手縛りにされた彼女の両脚は、太腿と脛を折り重ねるように二ヶ所で縛られている。いわゆるM字開脚をさらにむごたらしくした縄緊縛で、昌平に後ろから足をかけられると、どうあがいても小さな純白ショーツの食いこんだ股間を隠すことが叶わない。キスはおろか男子と手をつないだこともない純真な少女には、死にもまさる耐えがたい羞恥のポーズと言ってよかった。そんな恥ずかしすぎる姿を、義父と母、姉と慕うお手伝いの弥生の前にさらしている。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!