「本格的に濡れてきたぜ」
粘着力を増してきた柔肉に、竜二が眼を細めて言った。指先で乙女の甘蜜を掻きまわしながら、
「おぼこのくせに、ちょっと豆をいじってやったらもう気分を出してやがる。血は争えねえと言うが、母娘そろって淫乱なんだな」
嘲りつつ、女芯の包皮を剥きあげた。
「キイイーッ!!」
のけぞった知美の咽喉から金属的な悲鳴がほとばしった。
十七年間、包皮に守られていたクリトリスが露頭したのだ。
(やめて!!何をしたのッ!?ヒイイッ!!)
熱いものが全身を駆けめぐり、足の爪先まで痺れた。まるで気をやったかのようにガクンガクンと腰が跳ねあがった。官能の真珠を剥きさらしにされた衝撃はそれほどまでに大きかった。何をされたのか、知美自身は分からない。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!