しかし神谷はまったく意に介することなく下肢の間に座りこむと、股間に向かって手を伸ばしてくるではないか。
「ひいっ……ちょ、ちょっと、どこを触ってるのよ!」
思わず声が裏返った。男の指先は女の割れ目ではなく、もっと下の奥まったところに触れてきたのだ。
羞恥と屈辱が湧きあがるが、足首はしっかり拘束されている。どんなに力をこめたところで、股間を隠すことはできなかった。
「フフフッ、さすがにここは初めてのようですね」
神谷は妖しい笑みをもらしながら、肛門をいやらしく揉みこんでくる。そのおぞましさは強烈で、とても無反応を装うことなどできそうにない。
「ひっ、ひっ、やめ……くううっ、あなた、本当に最低だわ」
「怖がらなくても大丈夫ですよ。仁科夫人も最初は泣いて嫌がりましたけど、今では大好きになりましたから」
「香織にも……?はっ……ま、まさか……」
そのとき恐ろしい想像が脳裏を掠めた。
(もしかして……不倫じゃなかったの?)
勝手に不倫だと思いこんでいたが、もしかしたら力ずくで犯されて関係を続けているだけなのかもしれない。
「ほうら、お尻の穴が柔らかくなってきましたよ」
神谷が股間を覗きこみながら、いやらしく囁きかけてくる。
「うっ……んううっ……」
肛門に指先をツプッと浅く埋めこまれて、全身に鳥肌がひろがっていく。
(やめて、そんなところ……不潔だわ!)
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!