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気が狂いそうなのに、いっぱいに拡張されて押し入られている肛門が、しだいに五郎の動きに反応しだしているのを、夏子は知った

結城彩雨

「う、うむ……」
男たちの視線を正面に受けながら、夏子はキリキリ唇を噛んでうめいた。
気が狂いそうなのに、いっぱいに拡張されて押し入られている肛門が、しだいに五郎の動きに反応しだしているのを、夏子は知った。苦痛が弱まって、しびれるような感覚がふくれあがる。灼けただれるような得体の知れない感覚。
「こ、これ以上は……許して……」
「やっと感じはじめたってのに、まだまだこれからじゃねえかよ、へへへ」
冷二も五郎も夏子の変化を鋭く見抜いたようだ。
「その調子でどんどん気分を出すんだ。何度気をやったっていいんだぜ、奥さん」
五郎が後ろから耳もとでささやきつつ、夏子の足を押しだした。夏子の肛門を貫いたまま、一歩また一歩と前へ歩く。
「い、いやあ……」
くい入るように見つめてくる男たちの前へ行かされると知って、夏子は戦慄した。
「奥さんが尻の穴で俺とつながってるのは、もうとっくにバレてんだ。今さら隠すこともねえだろうが、フフフ」
「そんなッ……いや、いやです……か、かんにんしてッ」
「いいじゃねえか。みんな、もっとよく見たがってんだぜ」
五郎はせせら笑いながら、男たちの前まで進むと夏子の裸身の正面をさらした。
「へへへ、遠慮なく覗いていいんだぜ。騒がせた詫びとでも思ってくれや」
冷二が男たちをあおる。
男たちはどよめき、たちまち夏子の前へ顔を寄せ合って群がり、しゃがみこみ覗きこんだ。
泣きじゃくる美貌と縄の巻きついた豊満な乳房、そして開ききった股間……夏子のすべてがあられもなく男たちの目に剥きだされている。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!