夏子は悲鳴をあげた。
「いやあッ……み、見ないでッ」
「気どるなよ、佐藤夏子。本当は見られるのが好きなくせに」
冷二が夏子の股間をさらに開いて、男たちの目に奥の奥までさらして見せる。
剥きだされた夏子の女の部分は、肉襞まではっきりと見せ、じっとりと濡れて淫らにあえいでいた。その奥には、ドス黒い肉棒が夏子の肛門を引き裂かんばかりに押し入り、律動している。
「どうだい。尻の穴を串刺しにしているのがよく見えるじゃねえか」
「いや、いやッ……ああ、かんにんしてッ」
「見られるのがいいらしくて、腰を揺すりながらクイクイ締めつけてくるぜ。まったくいい味した尻の穴だ、フフフ」
「いやッ……いやッ……」
夏子はさらし者にされるみじめさに泣いた。子供を救うためでなければ、死んでしまいたかった。
五郎はわざとゆっくり突きあげて、ヌラヌラと光る肉棒が出入りするのを見せつけた。冷二もじっとしてはいない。夏子の股間を押し開いたまま、指先で媚肉をまさぐった。
「見ないでッ……ああ、いやッ、やめて……」
肉芽を剥きあげられ、いじりまわされて夏子は泣き声をひきつらせて腰をよじりたてた。それがいやでも楔みたいに肛門に打ちこまれているものを感じさせ、腸管が灼けただれるような刺激を生んだ。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!