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肉笠の付け根を舐っていると、裕恵が舌を這わせてきた

但馬庸太

「結衣、ちゃん。れろ、ううむ」
「あ、女将さん。ダメ、はぅ、んちゅう、んむ」
肉笠の付け根を舐っていると、裕恵が舌を這わせてきた。舌先をくっつけたかと思うと、すぐに絡めてくる。
「はむ、んちゅ、ん、んっ」
「女将さ、女同士、なのに、うぅん」
隆起した肉塊を間に挟み、結衣は裕恵と濃密なキスをした。唇を押し付け合い、舌を絡ませ合った。時には一方が男根から離れ、歯茎や頬の粘膜まで舐った。
(身体が熱くなる。相手は女将さんなのに、奥がジンジンする)
ずっと慕っていた女性とする濃厚な接吻は結衣を昂ぶらせた。本人にそうする自覚がなくても、熟れ始めの肢体が勝手に燃え、淫らに戦慄いた。
「ほぉ、こんなにいやらしくなるか。本気で検討したほうが良さそうだな」
頭上では祐介が小さく笑い声を漏らしていた。結衣は自分たちがどれだけ卑猥な姿になっているか客観的に考え、腰をゆらゆらと震わせた。
同性相手に昂ぶる素養があったことに、恥よりも昂ぶりを感じさせられる。
(どうかしてる。ああ、でも気持ちいい)
裕恵とのキスは甘美だった。たとえ間にペニスがあるとしても、いや肉幹があるからこそ本能が燃え盛る。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!