脱がされかけたパンティをピーンと引き伸ばした太腿に続き、下腹の翳りが露わになった

頑丈な樫の食卓の上で、マレーナはＸ字に引き伸ばされた肢体をよじりたてていた。
髭ヅラの兵士の手がゆっくりと白絹のスリップを捲り上げていく。脱がされかけたパンティをピーンと引き伸ばした太腿に続き、下腹の翳りが露わになった。髪と同じブロンドの秘毛に、兵士らの熱い視線が吸いついた。縦長のヘソがのぞき、ついに胸のふくらみまでもが男たちの眼にさらされた。
「こいつはすげえや……」
髭ヅラが思わず下唇を舐めた。
死なんばかりの羞恥にくねる裸身の、なんと悩ましいことか。乳房、腋下、脇腹、太腿──どこもかしこも、成熟した女の色香でムンムンとむせ返るばかり。艶やかな肌の白さときめの細かさは、プロキア女のそれとは全く異なる。そしてこの甘やかな匂い──これが女、これこそが本当の女なのだと髭ヅラは感じ入り、ジーンと官能に痺れきった。