「もう、そろそろだろ……?」
火照った吐息を吹きかけ問いかける朱里の手が、玉袋をくすぐるように撫で掃いた。
「お姉ちゃん。乳首カチカチに、なってるよ……?」
きゅっ、と姉の右乳に指を抱き付かせた結が、濃くなる一方の淫気にあてられて、尻を揺する。
睦み合う男女は互いに、悦の波を孕ませる恋人の腰振りに耽溺する。ただひたすらに締め上げ絡みつく膣を、獣の如き腰遣いで往来し、共に悦を手繰り寄せてゆく。
「ひァ……!やぁっぅ、ふっ、うぅんんぅ!ち、乳首っ今されたらぁぁ……っ」
「全部するって、約束ですから……!」
肘から先を布団に着けた美幸の背に覆い被さり、空いていた彼女の左乳房を下から掬う形で揉み包む。摘まんだ勃起乳首を摺り捏ねて、膣が締め上げられた瞬間を狙い、上壁にある美幸のGスポットを刺し貫く。
上体を伏せた事により持ち上がる格好となっていた美幸の尻が、押し付けた賢太の腹と擦れ、痙攣した。
最大限の締め付けが肉棒を襲い、抗う間もなく白熱のマグマが爆ぜる。
「ふぐぅ!ンッ……フゥッ、ンうんんぅぅッッ……~~~っ!」
枕に顔を押し付けて、なお押し殺しきれぬ声で美幸が哭ないた。
「っぐ……うぅぅ!」
二人同時に絶頂の波に呑まれ、重なるようにして敷布団へ倒れ込む。引き攣れた膣は肉棒を咥え込んだまま。引っ切りなしの収縮によって絞られた肉棒が精を注ぎ、注がれる側の膣胴がまた締め上げる。
「う~わ。お互いに腰押し付け合っちゃって。ガチで全部搾り尽くすつもりじゃん」
うつ伏せた美幸の尻に、射精真っ只中の腰を乗せ押し付ける。膣内の蠕動に求められるまま膣内射精を続ける賢太の口端から、唾液が、ひと雫。美幸の背に垂れ落ちた。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!