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目線の先のパンツはジッパーが完全におろされて、彼女のムッチリ張りだした骨盤にかろうじて引っかかっているにすぎない

鳴瀬夏巳

恵子も亜佐美も、こんな似非紳士に貞淑な肉体を穢されてきたのだろうか。ベッドに呻吟する二人を早く辱めたくてうずうずしているのが、真木子には手に取るようにわかる。憤りが喉から噴かんばかりになり、胸を掻きむしりたい思いでいっぱいになった。
けれどいまの真木子は、それすらできない。両手を頭上高く黒革で捕らわれた身である。久保川の魔手がデニムパンツにかかった。ボタンがはずされ、ジッパーがするするとおろされていく。
「あっ、ああっ」
真木子はあわて、宙吊りの女体を躍らせるものの、右へ左へクルクル空しく揺れるだけである。
焦る真木子を蔭山と稲部、宇野が取り囲み、卑猥な目線を無遠慮に浴びせた。目線の先のパンツはジッパーが完全におろされて、彼女のムッチリ張りだした骨盤にかろうじて引っかかっているにすぎない。じっとしていてもずり落ちてしまいそうだ。それに気づいて身を固くしたが空しかった。久保川がパンツのお腹に魔手をこじ入れ、笑い声を響かせた。
「どれどれ、このなかを見せてもらいましょうかね。ヘヘヘヘッ……」
久保川以外の三人が腰を屈め、下半身にしげしげと見入っている。
「三田夫人のことだ。さぞかし高級なランジェリーをお召しなんだろうね。だろ?蔭山君」
「さあ、どうでしょうかね」
「これは見てのお楽しみだ。ひひひひっ」
「なによ、あなたたちっ。どういうつもりよっ。見ないでっ。見ないでったらっ……あっ、あああっ!」
久保川の手によって、パンツが腰からスルリと抜け落ちた。あっという間に膝下までずりおろされてしまう。「おおっ」とあがる歓声を、真木子は気の遠くなる思いで聞いた。ムチムチと人一倍豊かに実った腰部は、これでわずか一枚の下着によって包まれるだけである。
周囲からゲラゲラと失笑がもれはじめた。
「ほほう。三田夫人ともあろう方が補正下着とは。これは意外な。フッフッ」

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