別の男が、なにか粘っこいものを肛門部にねっとりと塗りつける。メントールでも含まれているのだろうか。直に肛門の周囲といわず、露出したとば口といわず、ジンジンと灼けて熱くなっていく。ねじこむように肛環の内側までたっぷり塗りこまれると、熱っぽさはますます高まる。妖しい予兆が背筋を徐々に駆けあがった。
「あ……お……お尻が……お尻が熱い……熱いのっ……」
熱っぽさは時間の経過とともに薄れるどころか、逆にどんどんと増した。ひりひりとした感じが肛洞の奥まで浸透していく。下半身全体がカッと燃えるように熱くなった。使われたのは、理香自身も子供の頃からよく知る傷薬の類だ、と思い至った。
「どうしたんだ。ケツをもじもじさせて。そんなに尻穴に欲しいのかい」
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!