それならばと京子は羞恥心を抑えこみ、顔をあげて歩きはじめる。全身から放たれるオーラが周囲を圧倒するが、しかし視線までかわせるわけではない。
歩を進めるたびにスリットから白い太腿が露出して、豊満な乳房が重たげに揺れてしまう。グラマラスなボディに嫉妬と羨望、そして軽蔑の目が向けられる。
――まあ、すごい格好ね……。
――まったく最近のご婦人は大胆だなぁ。
――いやだわ……恥ずかしくないのかしら。
そんな囁きが嫌でも耳に入ってくる。開き直ったことでさらに注目を浴びる結果となり、いつしか首筋まで真っ赤に染めあげていた。
(ああ……見られてる……)
いろいろな売り場を連れまわされて神谷が商品の説明をするのだが、全身に纏わりつく視線が気になって仕方がない。
気づいたときには、五階の文房具売り場に場所を移していた。
緊張のため全身がじっとりと汗ばみ、シースルーのロングドレスが肌に貼りついてくる。グラマラスなラインがまるわかりで裸体を晒しているような錯覚に陥り、軽い眩暈に襲われてしまう。
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!