人目につかないように巧みに熟尻を撫でまわし、ときおり指先を食いこませてきたりもする

「まさか令夫人ともあろうお方が、まっ昼間の店内で男のモノを欲しがるなんてことはありませんよね」
腰に添えられたままの手がゆっくりとさがっていく。人目につかないように巧みに熟尻を撫でまわし、ときおり指先を食いこませてきたりもする。
「はうっ……や……あンっ、いやですわ……」
綾乃は激しく恥じらいながらも、周囲に知られるのが恐ろしくて控えめな抵抗しかできない。しかも、そうやって嬲られていると背徳感が高まり、ただでさえ敏感になっている身体がどうしようもないほど昂ってしまう。
（もう……もう……本当におかしくなりそうよ……）
こらえきれずに腰をよじると、再び悪魔の囁きが聞こえてくる。
「我慢は身体に毒ですよ。それとも欲しくないのですか？」
「あ……あの……」
いくらなんでも自分から求めるようなことはできない。逡巡した末に、真っ赤に染まった顔を隠すようにがっくりとうつむいてしまう。
しかし神谷はなおも執拗に尋ねてくる。応接室での強制オナニーと強力な媚薬のせいで、令夫人が陥落寸前だとわかっているのだ。