「この乳房──子供を産んだことがあるね」
「うっ」
シワだらけの手で乳房をつかまれ、マレーナは小さく呻いた。
「にしては若々しい。肌が艶やかだし、肉にも張りがある」
ホルモンバランスがいいんだね、などと批評しつつ、老医師はムニュッ、ムニュッと人妻のバストを揉みたてる。白餅を捏ねるように片手で揉み絞りながら、もう片方の手でヒップの双丘を撫でまわし、満足そうにピタピタと叩いた。それから再び椅子に座ると、
「では見せたまえ」
と、ペンライトを手にして命じた。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!