「ぁ、んんっ」
甘えて鳴く美幸の声音も心地よく、男根に染む。
彼女は鼻筋間近に迫る亀頭をスンスン嗅いでは、陶然と眼を細め、熱吐息を漏らす。その熱と淫気をまともに浴びた雁裏が、沸騰の心地に酔って脈打ち、尿道口へとカウパー汁を押し上げる。
ペニスの鼓動をより味わわんとする美幸の手が、ブラごと乳肉を押し付けては捏ね回す。乳を支える役目をブラが果たし、そちらに気を割く必要のない分、加減を細やかに調整された乳圧が肉の幹を舐め上げた。
(うぁ……やば、い、これ……美幸さんのおっぱいがチンコにギュッと抱き付いてるみたいで、あぁ、もっと、もっと楽しみたいのにっ)
二週間溜め込まれた白熱のマグマが、へそ奥から腰を伝い、肉の幹へと装填され始める。堪えようと下腹に力を込めても、美幸の乳の下弦にのし掛かられた途端に、意識は恍惚の只中へと引きずり落とされてしまう。
美幸もまた、敷布団からはみ出して寝そべる腰を、冷えた畳の上で淫らにくねらせて、発情の証明をしてみせていた。その都度ショーツのフリルがはためいて、安産型のヒップの艶めきに愛らしさが付け足される。
(夢みたい。……って、夢か……。夢でも、いい。ああ、幸せだァ……)
他人と違う胸に劣等感を抱いていた美幸が、望んで乳奉仕に熱中しているのが、嬉しくて堪らない。感激に胸が詰まるのと同時に、脊髄反射が如く張り詰めた肉棒が小躍りする。
慣れた手つきで美幸が乳房を揺すり、合わせるように男根も自ずから前後運動を敢行した。隙間なく挟みつける柔肉を、内から割り広げ突き進む感覚が、堪らない疼きとなって腰の芯に染む。互いの摩擦面に汗が浮き、美幸が垂らした唾液とも絡まって、ニュチュヌチュと卑猥な音が、室内と、賢太の腰に響き渡った。
(はぅ、うぅ……気持ち、よ過ぎて。他に何にも考えられなくなりそぉ……)
二週間分を取り戻そうと躍起になる男根が、過敏に摩擦刺激を受け容れては、乳房の谷で暴れ弾む。切っ先が美幸の唇にぶつかり、レロレロと舐られる。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!