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今度は朱里ではなく賢太の両手が美幸の左右腋下へと割り入り、被さり触れた乳肉を捏ねだした

空蝉

「ふぁ……っ、あひっ!?」
今度は朱里ではなく賢太の両手が美幸の左右腋下へと割り入り、被さり触れた乳肉を捏ねだした。二か月の間に重ねた経験を活かして、的確な手つきで乳輪にたどり着くなり、搾り上げてゆく。
「ひっぁ、あっ、ッァ!そ、それぇっ」
「ここが、いいんですよね。早速、勃ってきた……」
瞬時に昂りきった乳肉の内で、喜悦の痺れが幾度も往来し、美幸の腋肉と下肢が小刻みに震えた。噛み締めていた唇が溢れた唾液で滑って開き、あられもない嬌声が室内に轟く。ジンと疼く陥没乳首を乳輪ごと捏ね繰られ、ますます恍惚が染み渡る。
「そっ、そぉ、そこっ。コリコリされるのが、いいのぉ」
付き合い始めてから週一ペースで重ねた愛撫の日々により、過敏ぶりを克服した乳首は、少々強めの刺激でさえ甘美に受け止められるまでになっていた。
経験を積んだ賢太の手が勝手知ったる様子で両乳を下から持ち上げ、ちょうどいい塩梅の圧力で両乳輪を捏ね繰る。舐るようにねっとりさすられるのも、堪らない。
「んくっ……ふぁっ、あっ、あァ……ッッ!」
囀っていた美幸の唇が、乳首の埋まる凹みを爪弾かれた途端に一転、声高に嘶く。めくるめく快楽の渦に呑まれた乳肌に、ぶわっと汗が浮き上がる。
思わず強めに握った細指の内で、肉幹も、蓄えた悦の疼きを搾り出され、激情の赴くがままに吠え盛った。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!