「やぅっ、くぅ……ンンッ。ドキドキ、しちゃう……」
俯きがちに感じ入る美幸の甘い鳴き声と、振動に揺らぐ乳丘。吸いつくような擦り心地。徐々に迫り出す、乳輪の凹み。どれもが肉幹に心地の良い痺れをもたらす。
「うぅ……う、俺、癖に、なっちゃうかも」
肉体的な快感もさることながら、ペニス一本で恋人の胸を疼かせているという自信の充足が、歯止めの利かない恍惚となって肉棒の根元より溢れ出してくる。
「あぁ、駄目。そんな嬉しそうな顔されたら、全部許したくなっちゃうぅ」
繰り返し擦り付く肉幹と、賢太の顔を交互に眺め、美幸が切なげに尻を振る。組んでいた手を解くわけにもゆかず、もどかしげに胸を揺する美幸。
陥没乳首に擦り付けて欲しがっているのだ──。
理解してほくそ笑み、賢太はあえて美幸の望む部位との摩擦を回避する。
「……~~っ。最近、朱里さんの意地悪がうつってきたんじゃないですか!?」
立腹して頬膨らませる姿が見たかった、と告げれば余計お冠になるに違いない。
これ以上焦らすのも忍びなく、肉棒の我慢も限界だ。むくれ待ちわびる愛しい人の乳肌を、再度。乳輪のふちに沿って亀頭で撫で上げた。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!