リンクに広告が含まれています

夫にさえ触れさせたことのない肛門がこんなにも快感を生むとは……初美はいやでも自分が排泄器官で感じる身体であることを思い知らされた

結城彩雨

そんなからかいに反応する気力も初美にはなかった。連中の言う通りで、浣腸と排泄の直後とあって初美の肛門はひときわ敏感になっていた。
子供たちに覗かれるだけで肛門がしびれる。それに追い討ちをかけるようにガラス棒の動きがただれるような快感を生み、再び肉をとろけさせる。
「あ、あむ……あああ……初美の身体、どうかしてるわ……あうう……」
夫にさえ触れさせたことのない肛門がこんなにも快感を生むとは……初美はいやでも自分が排泄器官で感じる身体であることを思い知らされた。
達也が言うように、自分は露出狂のマゾ、肛門で感じるマゾなのか……。初美はそう自問しただけでも、かえってガラス棒の動きに意識が集中して、快感をふくれあがらせる。
(ああ、駄目……そんなこと……)
初美ははやくもガラス棒だけでイキそうだった。
「このガラス棒じゃ細くて物足りないかな。もっと太いのが欲しいんだろ」
達也はさらに太いガラス棒ととりかえた。
肛門の粘膜をジワジワ押しひろげて沈んでくる感覚から、初美はその太さを知った。引き裂かれるような感覚が襲ってくる。
「ああ、そんなッ……や、やめて……痛いわ、あむむ……」
初美は臀丘の肉を強張らせ、両脚を必死に閉じ合わせて侵入を拒もうとする。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!