男たちは興奮に顔を火照らせている。
L字型の革ソファーに尻を沈めると、あらためてじっくりと家族を眺めた。
両手両足を縛られて床に転がされた五十男の傍に、三人の美女が後ろ手縛りで身を寄せ合い、横座りになって慄えている。
男の妻は白いブラウスに濃紺のロングスカート。
十七歳の少女はクリーム色の可憐なワンピースドレス。
召使いの娘は、黒ワンピースに白いエプロンのついたメイド服だ。
十代の清純、二十代の色気、三十代の豊満と、熟れ具合いの異なる三人が各々の年齢に相応しい女の魅力を発散していた。
「おい、メイドさんよ」
竜二に声をかけられ、弥生はビクッと身をすくませた。
「立ちな。おめえが前座だ」
弥生は慄えながら立ち上がった。
前座とは何のことだろう?意味が分からないが不安で仕方がない。白いフリルのついた黒ワンピースの下で、形のいい膝小僧がガクガクと慄えた。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!