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弥生はハーフカップブラのホックをはずし、雪のように白い胸のふくらみをさらした

御堂乱

黒のニーストッキングを爪先から抜くと、弥生は手を背中へまわし、ワンピースのファスナーを下ろした。男たちの熱く淫らな視線にさらされて、清楚な美貌が羞恥で真っ赤になっている。ためらいながら両肩を抜くと、白いエプロンと一緒に黒ワンピースはハラリと床に落ちた。
「ああっ……」
たまらず胸と股間をおさえ、前屈みになった。
着痩せするタイプなのだろう。パステルイエローの小さなファッションランジェリーから、二十四歳の白い成熟した肉がこぼれんばかりだ。
「ひょおおっ、たまんねえ!」
知美を後ろから抱きすくめたまま、昌平が下品な声をあげた。
「隠すなよ、メイドさん。手をどけて真っ直ぐ立つんだ」
竜二が鷹のような眼をギラつかせて言った。
風俗の女の裸なら見飽きている。だが目の前にあるのは、結婚を間近に控えた二十四歳の素人娘、しかもとびっきりの清楚系美人の下着姿だ。興奮するなというほうが無理である。
真っ直ぐに立てと命じられて、弥生はギュウッと目をつぶった。胸と股間をおさえていた手を必死にもぎ離し、ブルブルと慄えながら直立の姿勢をとった。
「弥生さん……」
知美の眼は涙で潤んだ。
五年間、「お嬢さま」と呼ばれつつも、心持ちの上では姉のように慕っていたお手伝いの弥生だが、裸を目にしたのは初めてだった。
眩いほどに美しく伸びやかな二十四歳の肢体──それだけになおさら弥生の恥ずかしさ、口惜しさが思いやられ、知美はいたたまれない気持ちになる。
(弥生さんは私を守るために……)
見ているのがつらくなって、ギュウッと眼を閉じた。
浩もまた、初めて見る召使いのセミヌードに驚きの目を瞠ったが、やはり痛ましさに耐えきれず顔をそむけてしまう。
「ブラジャーをとって、オッパイを見せな」
竜二の酷薄な言葉に、弥生はハーフカップブラのホックをはずし、雪のように白い胸のふくらみをさらした。
清楚な顔に似ぬ豊かな乳房だ。若さを張りつめてツンと上を向いた形が、見惚れるほど美しかった。双丘の先端に鮮やかなピンク色が滲んでいる。
「よし、次は下だ」
さすがの竜二も興奮に声をうわずらせた。
「パンティを脱げ。脱いだら直立不動だ」
「もう……もう許してあげて」
知美が嗚咽と共に、絞りだすように言った。
いったいこれは現実のことであろうか?ひょっとして自分は悪い夢を見ているだけで、目が覚めたら何もかも普段どおりの朝なのではないか?宝石強盗が我が家に押し入って家族全員が縛られ、結婚前の弥生さんが裸にされる。そんな酷いこと、あっていいはずがない。
「ううっ」
弥生は屈辱に歯を食いしばると、下腹にピッタリと張りついた小さなパンティをずり下げ、ゆっくりと太腿の上をすべらせた。よろめきながら足首から抜き、羞恥に熱くなった全裸像を直立させた。
「ヘヘヘヘ」
「ウヒヒヒ」
ついに股間の恥ずかしい翳りまでさらしてしまった召使いの美しいヌードに、男たちの卑猥な笑いが浴びせられた。
「濃すぎず薄すぎず、実にいいマン毛の生えっぷりだ」
竜二がうなりながら言うと、
「たまんねえオッパイしてやがる」
昌平もうわずった声をあげた。
「婚約者には舐めさせたのか?」
竜二が眼を光らせて問う。
「その大きなオッパイ、もう舐めさせたんだろ?」

出典:~立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

著者: 御堂乱

立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!