京子は落胆するとともに、頬をほんのりと染めあげた。そして小さく溜め息をつきながら、さりげなく自分の身体を見おろしてみる。
真紅のシルク素材のロングドレスは大胆なシースルーだ。裾は足首まであるものの中央に大きなスリットが入っていて、むっちりとした太腿がきわどい部分まで露出している。華奢な肩が剥きだしでボディラインにフィットするデザインなので、肉感的なプロポーションが強調されて淫靡な雰囲気だ。
しかも下着をつけていないので乳房のまるみはもちろんのこと、レース模様のなかにうっすらと乳首が透けていた。それに股間の翳りまで見えるのではないかと、家を出る前からずっと気になっている。
「はぁ……いやだわ……」
羞恥のあまり、思わず小声でつぶやいてしまう。
こうして立っているだけでも好奇の視線が突き刺さってくる。露出狂かなにかと勘違いされているのだろうか。さすがに凝視してくる者はいないが、それでも蔑まされているような気がしていたたまれない。
(違うのよ、これは……脅されて仕方なく……)
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!