「ヘヘヘ、声が変わってきたぜ、お嬢ちゃん。オッパイの先も、ほれ、だんだん固くなってきた」
指先に手応えを感じて、昌平は嬉しそうに言った。
昌平の指摘どおり、さっきまで稚げに陥没していた乳首が、見た目にも分かるほどくっきりと尖り勃っていた。
「感じてきたな、お嬢ちゃん」
低い声で耳元に囁きかけ、細っこいうなじにむしゃぶりついた。
だがそれは昌平の勘違いであった。
たしかに知美の乳首は勃起していたが、それは快感のせいというより嫌悪感によるものだった。それが証拠に、まさぐられる純白ショーツの中心は、相変わらず清潔な盛り上がりを示したまま、少しの湿りも感じさせはしなかった。それでも昌平の丹念な愛撫がまったく徒労に終わったわけではない。しこり勃った美少女の乳首を、昌平はいよいよつまみあげることができるようになった。つまり処女攻略の突破口を開いたというか、攻撃の糸口をつかんだのである。
「ああっ……」
生まれて初めて乳首をつままれ、知美は我れ知らず熱っぽい吐息をもらした。羞恥と屈辱にみるみる頬が染まっていくのは、粗暴なはずの男の指が意外にも繊細な愛撫を加えてきたためだ。コリコリと揉みこみ、軽く引っ張る。固い尖りを慰撫するように優しく転がされた。
「あんっ」
ジーンと痺れるような感覚があって、知美は思わず舌っ足らずな声をあげた。自分ではそれに気づかなかったが、男たちが笑ったことで初めて自分が恥ずかしい反応を示してしまったことを意識し、激しく狼狽した。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!