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ガチガチに張り詰める肉棒の丸みを帯びた突端から、早くもカウパー液が染み漏れていた。それを見て、朱里がまた顔を綻ばせる。

空蝉

「ふふ。泣き虫だった賢坊が、随分成長したもんだなーって、感心しちゃった。なかなかいいモノ持ってるよ、うん。これなら管理人さんの前に出しても大丈夫」
コレよコレの事、と肉棒の幹をくすぐられ、否応なしに嬌声をこぼれさせられる。
ガチガチに張り詰める肉棒の丸みを帯びた突端から、早くもカウパー液が染み漏れていた。それを見て、朱里がまた顔を綻ばせる。
「自分でするのとは、全然違うっしょ?」
「うぅ、う、んっ」
呻きとも、返答とも取れる弟分の声音に満足げに頷いて、朱里が思い切りしなだれかかってくる。
彼女の言う通り、自慰と違って刺激の予想がつかない分、不測の甘美に襲われた時の衝撃が強烈だ。ここ数日自慰をしていなかった事もあり、溜まりに溜まった情欲のマグマが今にも噴き出さんと、へその奥近辺で渦を巻く。

出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫)

著者: 空蝉

ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!