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三枝子の手首と足首はそれぞれ床の鎖で固定され、艶やかな黒髪と汗にヌラヌラと光る乳房や双臀が妖美にうねっている

結城彩雨

一糸まとわぬ裸身を舞台の上で四つん這いにし、シクシクとすすり泣いている女は、多少やつれはしたものの、まぎれもなく三枝子だった。
「フフフ、おめえらにも三枝子がどんなことをさせられてるか、一度見せてやろうと思ってな」
李はニンマリと笑った。
冷二と五郎は舞台の三枝子に目が釘づけになったまま、しばし声も出なかった。
三枝子の手首と足首はそれぞれ床の鎖で固定され、艶やかな黒髪と汗にヌラヌラと光る乳房や双臀が妖美にうねっている。
人妻の色気がムンムンと匂う。その成熟美と官能美に磨きがかかったみたいだった。全体としてやつれた感じがあったが、乳房や双臀はかえって肉づきがよくなった気さえした。
「ああ……たまんない……あむ、あん……」
三枝子はかぶりを振りながら泣いた。いやがっているというよりは、甘ったれてすねるような泣き声だ。
そしてなによりも一番冷二と五郎を驚かしたのは、三枝子が浣腸されているということだった。体中に刺青をしたヤクザが褌ひとつの姿で三枝子の後ろに膝をつき、一升瓶ほどもある巨大な浣腸器を三枝子の肛門に突き立てて、ゆっくりと薬液を注入していたのである。
「フフフ、おもしれえだろ。浣腸肛門責めショウだぜ」
李が得意げに言うと、冷二と五郎は三枝子から目をそらさずにうなずいた。
三枝子はキリキリと唇を噛んでのけぞり、汗にじっと光る双臀をブルブルとふるわせた。
「あ……許して、あむ……」
ドクドクと入ってくる感覚に、三枝子はひッ、ひッと喉を絞った。そしてシリンダーが押されるたびに、嘴管を咥えこんだ三枝子の肛門が、ヒクッ、ヒクッと怯えるようにすくんだ。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!