「かんにんしねえよ。ほれ、浣腸もされてえのか。冷二に甘えてみな」
「あ、ああ……いや……」
夏子は黒髪を振りたてて泣いた。
だが、あまりに異常ないたぶりが、夏子の感覚をも異常にするのだろうか。夏子の泣き声がすすり泣くようなあえぎに変わり、腰の動きが急速に力を失っていく。
張型でいびられる女芯は、血を噴かんばかりに充血してとがり、肉襞も匂うように色づいてジクジクと蜜を滲ませだした。
「ああ……たまらない、ああ……な、なんとかして……」
こんなふうに嬲られるくらいなら、ひと思いにもてあそばれたほうがましだ、と夏子は思った。
「……ねえ、ねえ、もっといじめて……あ、ああ……」
もうあらがう気力も萎え、夏子は五郎の強要する言葉を口にして、裸身をうねらせた。
「へへへ、こいつをオマ×コに咥えこみたいのか、奥さん」
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!