遮る物が一枚少なく、最初から気構えている分だけ、結の股座は敏感だ。
肉付きの薄い下腹を波打たせて喘ぐ様が、童顔や幼児体型とは対照的に「オンナ」を匂わせる。アンバランスな艶めきが背徳的な興奮を呼び込み、賢太は愛撫の手を緩められなくなった。
あえてストッキングは脱がさずに、こもる熱ごと抱きすくめた小ぶりな尻を揉む。強張りのある肉を繰り返しやんわり捏ね上げて、解きほぐしてゆく。
滑らかな黒ストッキングの触感と、内にこもる肉感。二重の感覚に熱中し、自然と荒ぶった鼻息が薄生地越しの恥毛をまたもくすぐる。
「ふやぁ……っ」
甘く鳴いた少女の股で、自慰によりとっくに綻んでいた淫唇がパクつき、ストッキングの裏地に真新しい蜜を吸わす。それを賢太が押し付けた鼻先で擦り掻き混ぜる。振動と摩擦熱と、微細に響く淫音と。三重の羞恥にまみれた結の腰が跳ねようとするのを、賢太が揉み捏ねる臀部を抱き締める事で制した。
刺激を浴びる都度短く吐き漏らされる少女の喘ぎと、ベッドシーツを掴む小さな手の震え。快楽への傾倒を示す諸々を目端に留めて、賢太は血潮が茹だるのを知覚した。
「お、お尻っ、ばっかり、やぁぁ」
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!