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夏子の肛門はグショグショに濡れたまま、ぴっちり捻じり棒を咥えていたのが嘘みたいに柔らかく緩んでいた

結城彩雨

覗きこんだ夏子の媚肉は、ギアによる責めの痕も生々しく、まだ開いたままめくれて、しとどに濡れた肉襞を性の余韻に蠢かせていた。
そのまま生身をぶちこんでやりたくなる衝動を、五郎はこらえた。今夜はどうしてもやってみたいことがある。
「……もう、かんにんして……」
夏子は太腿を閉じ合わせる気力もなく、ハァハァと乳房から下腹を波打たせている。もう身体中、汗みずくで、油でも塗ったようにヌラヌラと光っていた。
「尻の穴はまだ許さねえぜ。まだまだいじめたりねえんだ」
「ああ……お尻は、許して……もう、もう、お尻はいや……」
「まだそんなこと言ってんのか。こりゃますます尻責めが必要だな、奥さん」
五郎は捻じり棒をあやつりはじめた。
夏子の肛門はグショグショに濡れたまま、ぴっちり捻じり棒を咥えていたのが嘘みたいに柔らかく緩んでいた。とろけるような柔らかさでスムーズに捻じり棒が出入りした。
「へへへ、この分なら使えそうだな」
「そいつは楽しみだぜ」
冷二と五郎は顔を見合わせて、意味ありげにニンマリとした。
今夜は、いよいよ夏子に肛姦をいどむつもりなのだが、夏子はそんな恐ろしいことが計画されているとも知らず、あえぎつつすすり泣くばかり。
どうして、お尻なんか……と思う気力さえ萎えきっている。その間も捻じり棒はなめらかに夏子の肛門の出入りを繰りかえした。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!