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柔らかい乳肉に食い込ませた指に、二十七歳の美肌がしっとりと汗に湿ってくるのが感じられた

御堂乱

「恥知らず!どうとでも好きにすればいいわっ」
精一杯の侮蔑をこめ、吐き捨てるように言った。
「フッフッフッ、そうさせてもらうさ」
ブロンドの髪を乱した高貴な横顔を見ながら、ガイウスは焦ることなくゆっくりとシルヴィアの胸を揉みしだいてやる。柔らかい乳肉に食い込ませた指に、二十七歳の美肌がしっとりと汗に湿ってくるのが感じられた。明らかに身体が熱くなっている。
「貴様は……貴様は最低の人間だっ……軍人としても……政治家としても……最低で最悪だっ……うううっ」
シルヴィアは固く睫毛を閉じ、途切れ途切れに罵りつづける。その声がうわずってどこかうわごとめいているのは、高ぶる肉の疼きから必死に気を逸らそうとしているためだ。ガイウスにそれを見透かされ、からかわれる。
「なるほど俺は最低か。ではその最低の人間にオッパイを揉まれて感じているお前は何なのだ?」
「な、何を言う……私は感じてなど……」
「ほお、感じてないと言うのか?フフフ、ならば──」
「アヒイイイッ!」
しこり勃った乳首をいきなり上に引き伸ばされて、シルヴィアは悲鳴をあげた。
「あっ、あっ……くううっ」
一瞬、頭の中が真っ白になった。
すぐに我に返ったが、眩暈に似た陶酔感が残った。
「見ろ。感じている証拠に、乳首がビンビンにおっ勃ってるぞ」

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!