「わたくしは……こちらを」
場にそぐわぬ上品な仕草で、京香が双頭バイブの片端を指差した。目許を潤ませてペニス型をリクエストしたのは、イボイボを不利と見たのか、それともうねりのたうつペニス型の形状に淫欲をそそられたためか。
「じゃ、義姉さんはイボイボのほう――決まりだ」
浩二はニヤッと笑うと、久々に例の小瓶を取り出した。残りわずかになった媚薬を全部張型の両端に塗りたくると、二人にあお向けになるよう命じた。
小雪と京香は言われるがまま股間を寄せ、美しい下肢と下肢を絡み合わせて、互いの媚肉に双頭バイブの端を挿入する。
「ウッ」
「ウウッ……」
淫らな振動に苛まれて、端正な顔面がみるみる上気していく。
「ほら、抜けないように、もっとくっついて。オマ×コとオマ×コをこすり合わせるんだ――そうそう、それでいい」
美女と美女との貝合わせ。パックリと花びらを開いた二つの割れ目が、間にバイブの太幹をわずかに覗かせて肉迫する。もつれ合う繊毛は、義母がムンムンと生暖かい漆黒に対し、義姉は夢のように淡い栗色と対照的だ。
「もう一度言うよ。先にイッたほうが負け。しっかりとオマ×コを締めて、ガンガン相手を突きまくるんだ。いいね」
二人は赤らんだ顔をもたげてうなずいた。義母の京香は闘志を剥き出しにして小雪を睨みすえたが、小雪は苦しげに顔をそむけた。
「僕が合図するまで動いちゃいけない。そのままでしばらくじっとしているんだ。フライングは失格だよ」
そう言って、浩二は薄笑いを浮かべたまま二人の様子を観察している。媚薬が効き目をあらわすのを待っているのだ。
「ウウッ」
「ウッ」
京香は呻き声を噛み殺して宙を睨み、小雪は切れ長の瞳をしっかり閉じ合わせて顔を伏せていた。二分ほど経過したところで、小雪がのけぞって「あァ」とたまりかねたように声をあげた。
京香もしきりに睫毛をしばたたかせる。白い絹肌がピンク色に染まり、じっとりと生汗をにじませはじめた。
出典:~蔵の中の未亡人兄嫁 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「ああ、義姉さんのおま×こ、とてもぬくいよ」背後からのしかかり、狡猾に腰をあやつる高校生。苦悶にゆがむ美貌、生汗で妖しくぬめ光る肌……24歳の若未亡人を襲った悪魔義弟のレイプ調教。46日間にもおよぶ、昼も夜もない地獄の生活。蔵の中――それは兄嫁を淫獣に変える肉檻!
