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壁に背を凭れた姿勢で、徐々に股間を開いていく

鳴瀬夏巳

「股座を開けと言ってるんだよ」
「あ、ああっ……わかりました……」
怖ずおずと恵里子の手が動いた。白魚の指が膝の内側に添えられる。壁に背を凭れた姿勢で、徐々に股間を開いていく。濡れそぼった下草が露わとなる。生々しい陰部が視界に入ってくる。
が、半開きのところでとまってしまう。白魚の指も雪白のふとももも、いや、裸身のすべてが熱に浮かされたかのように震えている。やがて大きく顔を背け、恵里子は掻き消えそうな小声で訴えた。
「で……できません……。もうできません……もう許してっ……」

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!