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張り裂けんばかりに拡張された肛門が、押し入っている巨大なものになじむのをじっくりと待っているのであり、夏子が苦しさに耐えきれずに双臀を蠢かすのを楽しんでいる

結城彩雨

「フフフ、今にズンとよくなるぜ、奥さん。締めたり緩めたりしてみせな」
五郎は深く貫いたまま、すぐには動こうとしなかった。張り裂けんばかりに拡張された肛門が、押し入っている巨大なものになじむのをじっくりと待っているのであり、夏子が苦しさに耐えきれずに双臀を蠢かすのを楽しんでいる。
五郎は充分に味わってから、ゆっくりと腰を突きあげはじめた。
「楽しませてやるぜ、夏子、フフフ」
「ああッ、う、動かさないで……」
たちまち夏子は悲鳴をあげ、泣き声を噴きこぼした。
見られている……そう思っても、こらえることができなかった。えぐりこまれるたびに腸管がきしんだ。まるで腸がえぐられ、引きずりだされていくみたいで、頭のなかがうつろになって、身ぶるいがとめどなく生じた。
「あ、あ……うむむ……許して……」
夏子は満足に息つくいとまさえ与えられず、途切れとぎれに苦悶の声を発し、時折り絶息せんばかりの悲鳴をもらした。
「気分はどうだ、夏子。尻の穴を犯られるのは気持ちいいだろうが、フフフ」
五郎は後ろから夏子の顔を覗きこんであざ笑った。さっきまで蒼白だった夏子の美貌は、いつしか火を噴かんばかりに真っ赤になっていた。汗に濡れて乱れ髪をまとわりつかせ、苦悶と狼狽にハァハァとあえぐ。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!