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ひぃ、ひぃ。お願いします。指は、指はもう許してください

但馬庸太

「調子が出てきたようだな。おい、ここもいい感じじゃないか」
「え?くひ、うぶぅっ」
女洞を探索していた斉藤の指が奥深くに入り込んでくる。裕恵はくぐもった悲鳴をあげたあと、肉壺から聞こえた音に戦慄した。
(うそ、どうして私、濡れてるの)
人差し指が埋め込まれた瞬間、ぐちょりと淫猥な液体音が内側から響いた。
唾や潤滑油を使われたわけではない。間違いなく裕恵の愛液の音色だった。
「いやらしい女将だ。客のペニスをしゃぶって濡らすなんてな。予想よりもずっと早いぜ。やっぱりお前はスケベな女なんだよ」
「やめて、ひ、ひぃっ!掻き回しちゃダメぇ」
膣中で指がグルグルと回った。敏感粒である襞を擦られ刺激される。腰部の辺りが微痙攣を起こして、割れ目の入り口が引き締まった。
「くく、どんどんマ×コ汁が出てくるぞ。おら、ちゃんとしゃぶれ」
指の動きに合わせてぐちょぐちょと卑猥な音が零れた。頭を押さえつけられてフェラチオを無理やり続行させられる。
しかし奉仕に身が入るはずがなかった。恥と衝撃が肢体の内部を巡り、裕恵の理性を熱で溶かそうとしている。淫らな波の訪れに気を取られ、経験の足りない裕恵は口奉仕どころではなかった。
「ひぃ、ひぃ。お願いします。指は、指はもう許してください」
懇願する。咥えてすらいられず、犯し棒はずるりと抜けて頬に擦れる。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!